COM. ―― 1. 嘆息で満たした:《この上なく苦い溜息で天と大気を満たし,とめどない嘆きで地面をくまなく濡らした》‘amarissimis suspiriis celum aurasque complevi largisque gemitibus solum omne madefecit’ (Petrarca, Secr. I p. 40 (ed. E. Carrara)). ただしこの言葉はアウグスティヌスによって発せられたものである. 2. 険しい山脈から甘美な野を:Valchiusaの山脈からAvignoneの野を. 3. 彼女:ラウラ. 4. 花咲く青春にも実りもたらす齢にも:詩人の若いときにも成年となってからも. 8. 乾いた地:涙に濡れずにいる所.1行目への註も参照. 9 - 14. この山々に……知らぬほどには:この一連の詩行は,ダンテ(Inf. XIII 4 - 8)を踏まえるもの.
2016/09/30
© 2016- Tetsufumi Takeshita All Right Reserved.